お知らせ
すべてのものづくり企業へ!包装ラインに生産管理システムの導入を!|コスト削減、品質向上、生産性アップで競争力強化!
-
- Category:
- コラム
-
- Date:
- Apr.6.2023
包装ラインにおける生産管理システムとは
生産管理システムは製造業では一般的に活用されていますが、その中でも食品メーカーを中心に包装ラインに生産管理システムを導入する企業が増えています。
包装ラインにおける生産管理システムとは、包装機における包装状況をデータ化し管理することができるシステムのことであり、最近では包装機の前後と工程や機械と連携することで、包装ライン全体の生産状況や品質管理を一元的に管理できるようになっており、生産性向上やトレーサビリティ向上に活用が広がっています。
中小企業でこそ包装ラインの生産管理システムが求められている
日本の製造業企業数は42万社と言われています。しかもそのうちの99%以上を中小企業が占めています。
これら日本全国における中小企業が直面する最大の経営課題の一つは、生産性向上とコスト削減です。日本の製造業企業においては、これまで徹底して生産性向上と並行してコスト削減に極限まで取り組んできました。しかし昨今のエネルギーコストや原材料費の高騰、人材不足などの環境変化を受けて、非常に厳しい舵取りが求められています。特に中小企業にとっては、大手企業に比べて資金や人員が限られているため、この課題を解決することは非常に難しいものです。
しかし、経営資源が限られる中小企業だからこそ、包装ラインへの生産管理システムの導入がその解決の最短の道であると、ここ数年で多くの企業や経営者から非常に注目を集めているのです。生産管理システムとは、製造業において必要な生産計画や生産管理を行うためのシステムであり、生産ライン全体を統合的に管理することができます。特に、包装ラインに生産管理システムを導入することで、効果的に生産性を向上させることができます。
包装ラインに生産管理システムを導入することで、以下のようなメリットがあります。
包装ラインの生産管理システムで品質管理を向上させる
製造ラインに加えて、包装ラインでも生産管理システムを導入することで、製品の品質管理がより徹底的に行えます。たとえば、不良品を検出する検査機器と連動して、不良品の種類や量をリアルタイムで把握できるようになるため、迅速な対応が可能となります。また、不良品の原因が何であったか、その特定にも繋げていくこともできるため、再発防止策の立案が容易になります。
包装ラインの生産管理システムで生産管理を見える化する
包装ラインに生産管理システムを導入することで、生産管理の見える化が実現できます。具体的には、包装作業の進捗状況や製品の在庫状況、生産ラインの稼働状況などがリアルタイムで把握できるようになります。これにより、生産計画の最適化や、生産ラインのトラブルや不良品の発生に対して、すばやい対応ができるようになります。
包装ラインの生産管理システムで生産性を向上させる
包装ラインに生産管理システムを導入することで、生産性の向上が期待できます。上記のように製品に起因する不具合発生を長期的には抑えていくことが可能になります。また一方、製造・供給・包装・検品・箱詰め等の各工程における人の情報と紐づけることで、それぞれの社員スタッフの得手不得手などの傾向を掴むことができ、最適な人材配置に繋げていくことが可能です。
包装ラインの生産管理システムで競争差別化を図る
生産管理システムによって得られるデータを分析し、改善点を把握することで、製品の品質向上に繋がります。品質が向上すれば、顧客満足度が高まり、リピート率の向上に繋がる可能性もあります。また、品質が高い製品を提供することで、競合他社との差別化を図ることができます。
包装ラインの生産管理システムでコストを削減する
さらに、生産管理システムによって効率的な生産を実現することができるため、コスト削減にも繋がります。生産ラインにおける無駄な作業の削減や、材料の適正使用量の把握によって、原材料費や人件費の削減に繋がります。また、不良品を減らすことで、返品や再生産に伴うコストも削減することができます。
中小企業でも導入しやすい生産管理システム
以上のように、中小企業こそ包装ラインに生産管理システムを導入することで、品質向上とコスト削減を実現し、顧客満足度の向上と競争力強化に繋がる可能性があります。導入コストや導入の手間が気になる場合は、当社のような包装機メーカーに相談することもおすすめです。専門家が丁寧にサポートしてくれるため、導入のハードルも低くなっていることが、中小企業にとっては朗報です。従来は高額な導入コストがハードルとなって、中小企業では包装ラインに生産管理システムを導入することが難しかったのですが、近年はゼロからオリジナルで開発するのではなくパッケージ型でシステムを提供するなど、コストを抑えられる方法も増えてきています。
導入後の運用についても、プロフェッショナル人材がデータの活用を支援するなどマンパワーや活用ノウハウが蓄積されていない中小企業でも比較的容易に運用することができます。
以上のように、中小企業にとっても生産管理システムの導入ハードルは低くなっており、今後ますます導入が進むことが予想されます。導入によって、生産効率や品質の向上、コスト削減に加え、社員の業務負担軽減や作業環境の改善にもつながるため、中小企業にとっても大きなメリットがあるといえます。
(追記)
川島製作所では次回展示会FOOMA2023 にて生産管理システムをご紹介いたします。
ご興味のある方はぜひ弊社ブースへご来場ください。
展示会情報ページはこちらから