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CEOブログ 川島製作所71期目の挑戦・経営方針
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- Category:
- コラム
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- Date:
- Dec.10.2021
困難を乗り越えた70期から、さらなる挑戦を行う71期の所信表明
2021年12月1日、川島製作所の71期がスタートしました。
前期は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で非対面営業の場面も多く、また半導体等の世界的な電子部品の供給不足が販売計画に影響を及ぼした点など、様々な困難がありました。しかし、これまで培ってきたお客様との信頼によって案件は継続的にあり、この状況を乗り切ることができました。
経験したことのない日々が続いた一年でしたが、ご縁のあったお客様、協力企業の皆様そして共に仕事をした従業員に何よりの感謝を申し上げます。
さて、これまでにない状況下だったからこそ自社の問題や改善点、そして未来への可能性も浮き彫りになったように思います。71期はこれら一つひとつと向き合い、考え、対応していくことで、より川島製作所らしい成長を遂げていく所存です。
未来の川島製作所をつくる、良い兆し
前期を振り返ると、困難ばかりではなく、良い兆しが見えています。
まず何よりも、社内で取り組んでいる様々な改革プロジェクトが並行して進んでいる中、次世代を担う人たちが積極的に取り組んでくれていることです。頼もしく思いますし、おおいに期待しています。
会社としてももっと彼・彼女たちをバックアップしていくべく人事評価制度や、やりがい・働きがいのある職場づくりのため、組織風土改革を行っていきます。
心身ともに、社員全員が成長を感じ、幸せになるための環境や制度を構築していくのが、経営者としての責務です。これは私にとって、今期も続く挑戦です。
何よりも大切にする想い・私たちの使命
今期の経営テーマについて話をする前に、まず全従業員に伝えたのが、私たち川島製作所の使命やあるべき姿についてでした。
私たちの使命とは、「お客様に寄り添い応えることが我々の最優先事項」だということ。
お客様が求めることや、助かること、喜ぶこと、それを、「そこまでやるか」と言われるように徹底的にやる。このことをまず心に刻んでもらいたいと、まずはその想いを伝えました。
使命感なくして、経営目標の達成も実現できないでしょう。仮に数値目標だけ達成できたとしても、本来の川島製作所の目指す姿とは言えません。すべての源泉は、私たちの使命に宿ります。
2つの経営の柱
ここからは71期の当社が取り組む2つの経営テーマについて、解説していきます。
- 上質な商品の提供
- 時代の変化に対応した新しい営業スタイルの提案
1. 上質な商品の提供
モノづくり企業として、上質な商品をお客様に提供することは言うに及びません。
包装ライン全体のソリューションをご提供できるよう提案力を高めると同時に、やはり上質かつ魅力的な包装機をつくるためのさらなる商品力向上に取り組みます。具体的には「新機種の開発及び改良・改善」「既存包装機のブラッシュアップ」です。
また、上質な包装機だけではなく、上質な会社、人についても磨きをかけていきます。従業員ひとり一人の対応、立ち居振る舞い、価値観まで、「川島らしさ」を体現できるよう、会社全体、ブランド全体の「上質さ」を追求していきます。“川島流”の上質の定義については、CEOブログ第6回目で触れているので、ぜひご一読ください。
2. 時代の変化に対応した新しい営業スタイルの提案
前期はコロナ禍によって、直接お客様にお目にかかれない状況に直面しました。
これまで参加してきた展示会も当たり前のことではなかったのだと、営業・提案スタイルにも変化が必要だと実感しました。
そこで、71期はより一層、ブランド発信の充実を図ります。キーワードは①でも触れた「ソリューション提案」です。磨き上げた製品の機能がお客様のどんな問題・課題を解決するのか、その製品価値を明確にわかりやすく、カタログ、動画、アニメーションなども活用し、お客様にお届けします。
普段からのプレゼンテーションはもとより、2022年2月の「JAPAN PACK(日本包装産業展)2022」、6月の「FOOMA JAPAN(国際食品工業展)2022)では、「さすが、川島!」と感じていただけるような新しい展示や提案を発表したいと考えています。今期は、展示会で皆様にお目にかかれることを楽しみにしています。
「変化ないものは取り残される」
常々、川島製作所のみなに伝えていることでもあり、71期の期首朝礼の締めの言葉としたのが、「変化がないものは取り残される」というメッセージです。
自然の法則と同様に、会社も組織も人も、変化のないものは必ず取り残されて衰退し、やがて消滅します。
100年以上の歴史を誇る川島製作所は各時代の先輩たちが変化を恐れず、勇気を持って行動してきたからこそ、いまがあります。
これからも、先に伝えた「お客様に寄り添い応えることが我々の最優先事項」という使命を軸に、世の中の流れに柔軟に対応し、勇気を持ってチャレンジしていきます。当社には変化を厭わない、自ら変わっていくDNAが流れています。
お客様にも従業員にとっても、実りある1年にするべく、71期目をスタートします。
(過去記事)これまでのCEOブログ
第1回 包装機メーカーの枠を超えていくために
第2回 チャレンジ精神こそ、川島製作所に流れるDNA
第3回 これからの100年に向けた、川島製作所の新たな挑戦
第4回 あなたの人生を豊かにする「言葉」を見つけよう
第5回 【書籍発刊後記】隈研吾氏・長谷川裕也氏に見た「人間力」~「与える幸せ」を贈り合える川島製作所になるために
第6回 「上質」を追求する企業 – 川島製作所